haritogetogeの日記

自分語り日記

ジブリと眠気

 眠い。外はいいお天気で散歩でもしたいけど、眠くて眠くて動けない。すぐに目を閉じて眠ってしまいそうだ。なんでこんなに眠いのかと言うと、魔女の宅急便を見ながらマックを食べて、今は紅の豚が流れているからだ。紅の豚は物語の奥行きが広くて、私は何回観てもいまいちよく理解できない。テレビがついている部屋の隣の部屋で音声だけ聴きながら眠くなっている。心地良すぎる。欲求のまま過ごす幸せな一日だなぁと思いながら、自分への甘さにびっくりする。まあ3連休の初日だしいいか。私は2ヶ月連休ですけど。

 

 魔女の宅急便は大人になってからはずっと泣きながら見てしまう。物語の最初でキキが待ちに待った独り立ちにウキウキする様子、お父さんの「どれ。わたしの小さい魔女を見せておくれ」とその直後のキキを抱き上げるシーン、お母さんがこのほうきで行きなさいと自身のほうきを差し出すシーン、このあたりからずっと泣いている。大人になってから気づくようになったのは、風邪をひいたキキが、心細さからかおソノさんを呼び止めて、なんでもないと我慢するシーンとか、華やかな都会の女の子たちに向ける羨望の眼差しとその中にはとても入っていけないと感じる劣等感とか。他人の立場に立って考えることが苦手な子どもだった私は、この歳になってようやく物語の解像度が上がって楽しめるようになってきた。

 

 いい物語を見て、ジャンキーでうまいものを食べたら眠くなってもしょうがない。眠くて記事を書いていても語彙力がぽろぽろとこぼれ落ちていく。最近は物語を見る時に、ぬいぐるみと一緒に見ることを楽しんでいる。私のぬいぐるみたちはまだ小さいのでどこまで理解できているかわからないけど、いい物語に触れさせてあげたい。それで見終わったら一緒に昼寝するのだ。