haritogetogeの日記

自分語り日記

無題

 仕事が忙しくつらくて、でも頑張れていた頃、気持ちも体もいつも外を向いていた気がする。家に篭ったり意識を内側に向けたりすると、気づきたくないことに気づきそうで嫌だった。いつも外を見ていたかった。

 

 新年度が始まったばかりの4.5月は仕事の後、いつも川に行っていた。草の上に座って、水の音を聞いたり川の向こうのマンションに灯る明かりが部屋ごとに色が違うのを眺めたりしていた。しばらく心をしんとさせたあと、明日の仕事のことを考える。私に優しい空間で考えればいいアイデアが浮かんできっとうまく行くような気がした。これできっと明日はうまく行くと言い聞かせながら、体が冷え始めた頃、家に帰った。